ジャン黒糖の映画あれこれ

『アイアムアヒーロー』観ました!やるじゃん日本映画!!レビュー

『アイアムアヒーロー』観ました!やるじゃん日本映画!!レビュー

『アイアムアヒーロー』観ました!やるじゃん日本映画!!レビュー


どうも、ジャン黒糖です。

結構3~5月にかけて身辺変化が起きたことで、下書き途中で終えてしまった映画レビューが結構ございまして、、、本日紹介する映画もそのひとつ。
今回レビューするのはすでに各国ジャンル映画祭にて観客賞を獲るなど、話題のある日本映画『アイ・アム・ア・ヒーロー』(2016年)です!

予告編はこちら↓↓↓

やるじゃん!日本映画!

120分の上映中、映画を観ながら何度と思った。
「やるじゃん!日本映画!」

全編にわたって「次にはどんなことが起きるのだろうか」というワクワク感があるし、個々の場面も期待にきちんと応える爽快感があるし、原作が未完にもかかわらず2時間超できちんと1本の映画として描き切るドライブ感もあって、近年漫画原作の映画化に勝手ながら抱いていた「観る前からクソ映画決定」なんて箇所は皆無!いや、なんなら近年の邦画の中でもかなり良い!ってぐらい楽しみました。

アイアムアヒーロー

公開前後にはゴールデン番組で大泉洋や有村架純、長澤まさみなどといった豪華主演キャストが度々番宣を行ってたり、結構な規模で公開されたりと、日本映画の中でもわりとバジェットの大きな作品にもかかわらず、実際の本編はグロ描写が結構エグくて驚きました。
むしろこの内容でよく映倫R-15で済んだな〜と思ったぐらいですよ。笑

TOHOシネマズ渋谷で観たのですが、劇中何かショッキングなコトが起きる度に場内どよめきがあったりして、場内の雰囲気もとてもよかったのが印象的でしたね~。
元々、ゾンビやモンスター系のジャンル映画・B級映画の出品が多いシッチェス映画祭で観客賞を受賞!というニュースを見たときには「いやいやまさか、、、えっ、マジで??」とうすうす疑っていたのでしたが、さすがはシッチェス映画祭で受賞しただけあって、ストーリーは普通に面白く、描写は結構エグかったですね。笑

何よりも、詳しくは後述しますが特殊メイク然り、脚本演出然り、とにかく全編にわたって日本映画でこそ出来るコトが全編に溢れているので、上映中「やってくれたよ!嬉しいよ!ありがとう日本映画!!!」と感謝の気持ちでいっぱいでした。

スタッフ陣のたゆまぬ努力に感謝!

本作観ながら特に「やるじゃん日本映画!!ありがとう!!!!」、と思ったことを以下にていくつか。

特殊メイクの素晴らしさに感謝!!

ZQNの特殊メイクがすごかったですねぇ。
元々、原作漫画の方もZQN=ゾンビ造形がかなりいびつで各コマから漂う不快感が凄まじいのですが、映画も負けず劣らず恐ろしかったです。
過去のゾンビ映画とも異なるし、それでいて原作の気持ち悪さも引き継いでいて良く出来ているな〜と。

序盤、原作1巻のラストでも非常にショッキングだった、英雄が初めてZQNに遭遇するシーンは映画としてよりリアルな動きが加わる分恐ろしさもより映画的な怖さが増していたし、ZQNも1人1人個性を持っている分、バラエティも豊かでそんじょそこらのハリウッド映画の安いCG表現なんかよりもよっぽど迫力がありますよ!

アイアムアヒーロー ZQN

特に映画後半の舞台となるアウトレットモールのシーンはもう特殊メイク担当からの嬉しい悲鳴が聞こえてきそうなぐらい、高クオリティメイクをしたZQNがこれでもかって大集結していて、なんならブラピ主演によるゾンビ映画史上最高の大作映画『ワールド・ウォーZ』(2013年)の”壁越え”シーンが逆に没個性的に見えてしまうぐらい圧倒され、職人技をもってすればCGに頼らずとも迫力の画はここ日本でも作れるんだ!と誇らしくなりました。

アイアムアヒーロー ワールドウォーZ
ちなみに『ワールド・ウォーZ』の”壁越え”シーン。

去年の山崎貴監督『寄生獣』二部作といい、日本映画もようやくここ最近CGと特殊メイクの使い分けに個性が出てきたというか、差が無くなってきたというか。2000年代初頭のCG映画ときたら…笑

長まわし、極力CG避けた実景

序盤、英雄が自宅、仕事場とZQNを目撃してこれはマズい非日常が起こっている、!と気付いて街に出る長まわしのシーンがあるけど、ZQNは特殊メイク、ショッキングなシーンはアクションスタントなど、極力CG表現は控えた描写がよかったですね!

アイアムアヒーロー
街に繰り出し、カーチェイスに向かうまでを描いた圧巻の撮影シーン。

日本はアメリカほど広大な土地もセットも組めないので、序盤の逃走シーンはどこで撮る、終盤のアウトレットモールはロケ地どうする、アクションはどう見せる、といった制約がまとわりつくものの、きちんとそれをアイデアに変えて映像化していて、やるじゃん!日本映画!とここでも思わず誇らしくなっちゃいました。笑

脚本の再構成化

元の漫画原作の前半部分までを映画化してるというが、にしても映画化するにあたってきちんと情報の整理、再構成化が出来ているな~と。

日常の崩壊から樹海までの逃走を前半部、数少ない安住の地アウトレットモール屋上でのZQN対決を後半部として見せ場、ドラマがきっちり描けていて、感心しましたね。
原作では本当はもっと細かく各キャラやアクションシークエンスが描かれているのですが、どこを映像化すべきかという取捨選択とそれをどう描くというプロットがしっかり出来ているからこその賜物ですよね。

原作では主人公英雄は所持しているスポーツ用猟銃をちょいちょい発射してしまうのですが、今回の映画では何度も撃つべき場面が来ても撃たない”タメ”が絶妙でした〜。
この英雄の、どんな厳しい状況に陥っても拳銃を簡単には撃たない想いと、漫画家アシスタントとしての普段のウダツの上がらない内向的性格、さらにはZQNになってしまった彼女への過去の悔いと、英雄が様々な”抑圧”してきてしまった物事がクライマックスの見せ場へと繋がっていくあたり、この流れ上手いな〜!これは興奮するよ!!

さすがは大泉洋!!

キャスティング決定時は主人公英雄役が大泉洋さんに決まったと知って「セルアウト映画め!」と反対気味だったけど、蓋を開けてみれば立派!
冒頭の登場から引き込まれました。

『探偵はBARにいる』(2012年)や『青天の霹靂』(2015年)のオープニングシーンもそうだけど、大泉洋さんってバラエティで見る姿はいつも陽気な感じですけど、映画・ドラマとなると一瞬で演じている役に観る者を引き込む力を持ってますよね。

アイアムアヒーロー 大泉洋

原作に比べると主人公の英雄が少しカッコ良すぎやしないか、という見方もできるのですが、そこは映画用に脚本起こす際に意図的に脚色した部分ではないかと思うんですね。
原作で英雄はもっと内省的というか、どんな緊張的な場面が訪れてもコマを埋め尽くすほどの独り言を喋り続けたり、妄想に陥ったりしていて、徹底的にダメ男っぷりを発揮しているのですが、映画の英雄は完全に大泉洋のために書き換えられていますよね。

漫画みたいにぶつくさ喋り続けてしまうと映画の尺が伸びてしまいますし(笑)、その分映画では、言葉よりも表情や動き、セリフの言い方などで、一見英雄は何やってもダメそうなんだけど、本当に大切な場面でやるときはやる、という正に大泉洋が持っているイメージに重なるよう刷新されていてなるほどさすが!でした。

そんな大泉洋さん演じる英雄の本作屈指の名場面はやはり”ロッカー”シーンでしょう。
これはぜひとも劇場にてご覧頂きたいのですが、上述した脚本の巧みさと、大泉洋さんの最高な演技を、「これぞ!」と言うべきTHE映画的表現で見せ、英雄の弱さに思わず共感してしまうどころか、感動さえしてしまいました!!
さすがは大泉洋さん!!!良い表情過ぎるよ。。。
しかもこの”ロッカー”シーンから怒涛のクライマックスが始まっていくのでとにかくアガる!アガる!!最高かよ!!笑

佐藤信介監督!!ごめんなさい!!!!

とまぁ上述の通り、素晴らしい特殊メイク、演出、脚本、演技とかなりの大満足となった映画版『アイ・アム・ア・ヒーロー』の監督を務めたのは『いぬのえいが』(2005年)、『砂時計』(2008年)、『ホッタラケの島 〜遥と魔法の鏡〜』(2009年)、『GANTZ』二部作(2011年)、実写映画版『図書館戦争』(2013年〜)、『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』(2015年)などの佐藤信介監督。

正直、花沢健吾原作の漫画『アイ・アム・ア・ヒーロー』を佐藤信介監督で実写映画化のニュースを見たとき、一抹の不安、いやなんなら佐藤信介が監督ということに一瞬顔が思わずゆがむほどガッカリ感を抱いてしまいました。
特に近年の作品群を見て「マジか〜。。。よほどの駄作ならなければまぁいいけど…」と自らかなり期待値低くなってしまいました。(かなり失礼)

ただ、映画を観終わったいまだからこそ、「激しくごめんなさい!!!!」と声を大にして言いたいです。

今回の映画に関するインタビュー記事とかを見ても上述のロケによる長回しシーンや、大泉洋さん屈指の名場面”ロッカー”シーンなどは映画化するにあたって監督自身のアイデアとして元から持っていたものだったそうで、頭の中で描いていたヴィジョンをこんなにも力強い日本映画に昇華してくれたことに、自分の先入観故の深い謝罪の気持ちでいっぱいなりました。笑

正直、有村架純演じる比呂美ちゃんのZQN感染に関する特殊体質についての説明は、この作品ならではの要素のため、もっと説明があってもよかったな、と思わなくは無いのですが、それでも、ゾンビ映画としてのジャンル的魅力、日本映画としての底力、といずれの切り口でも本当とにかく素晴らしいので細かいことは目をつぶります。笑

これはもうグロいのがよほど苦手な人でない限り、これぞ万人にオススメ出来る日本映画でも抜きん出て素晴らしい映画でした!
オススメです!

ではでは〜。


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