ジャン黒糖の映画あれこれ

『10クローバーフィールド・レーン』観ました!怪獣より怖いのは人間?!密室劇

『10クローバーフィールド・レーン』観ました!怪獣より怖いのは人間?!密室劇

『10クローバーフィールド・レーン』観ました!怪獣より怖いのは人間?!密室劇


どうも、ジャン黒糖です。

前回の予習編に引き続き、いよいよ『10クローバーフィールド・レーン』レビュー編です。
安定のTOHOシネマズ新宿にて観に行ってまいりましたよ~。

観に行く道中、思えば最近ピカデリーで観てないかもな~、ましてバルト9はすっかり行かなくなったな~、なんて話しながら自身の新宿における映画鑑賞環境もTOHOシネマズ新宿がオープンして1年以上が経ち、だいぶ変化が起き始めたと思います。

さて客入りは満席でした!
隣のおじさんが上映中、しばしば前かがみなって観たり、口を手でおさえながら静観したりしていたことをはじめ、割りとお客さんの反応も興奮気味だったのが印象的でした。笑

本編未見、または予習編未読の方はよろしければこちら↓↓↓
【予習編】『10クローバーフィールド・レーン』で気になる4つのコト

予告編はこちら↓↓↓

予想を上回る展開に驚き!

公開まで『クローバーフィールド/HAKAISHA』並に機密扱いされた本作。
主要キャストには映画タイトルを『バレンシア』だの『バンカー』だの、仮タイトルの状態で伝えられ、プレスでは「プロデューサーのJ・J・エイブラムスは『ザ・セルラー』というサスペンス映画を製作予定」と報じられ、今年に入って公開された予告編で実はそれらが『クローバーフィールド/HAKAISHA』に関係深いコトが明らかになりました。

既に全米では3月に公開されソフト化までされているため情報は探せばいくらでも出てきますが、ここ日本でも情報はなるべくシャットアウトした状態にて宣伝されていたため、当ブログでも出来る限りのネタバレは避けてお伝えしたいとは思います。

が、チラシや宣伝CM等で使われていた、
「奴らはあらゆるフォームでやってくる」
このキャッチコピーに、怪獣映画への最大限の期待を寄せて観に行くと面食らうコトになる、ということは間違い無しな作品でした。

日本での宣伝は、トランスフォームする怪獣から隠れ逃げるヒロインにわりとフォーカスを当てた怪獣映画という印象の強い本作ですが、実際観てみると、ヒロインには言えない”変化してしまった、外の世界”をベースに、地下シェルターに仮住まいする3人の男女が繰り広げる異色の密室サスペンスだったんです。
劇中、地下シェルターの住人ハワードの身に起きた、複数の張り巡らされた”ある事件”をヒロインがサイコスリラーさながら紐解いていく中で、人間性の弱さと恐ろしさがあぶり出されていく、というのが本作の会話劇による密室サスペンスの醍醐味だと思うんですね。
(まぁこの辺りについては映画秘宝6月・7月号にも載っていたりするんですがね…笑)

終盤、遂にヒロインにとって知らなかった”変化してしまった、外の世界”が明らかになったとき、眼前に広がる世界・真実の恐ろしさに比べてたらそれまでハワードの”ある事件”について散々口論していたコトがいかに卑小かが見えてくる、という皮肉なラストには人気サイコスリラー『ソウ』やフランク・ダラボン監督作の『ミスト』を思い起こさせる辺りではないでしょうか。
ちなみに、『10クローバーフィールド・レーン』で足の不自由な状況で道具を使って主人公が遠くに置いてある物を取るシーンなんかは、同じく密室で脱出を試みる『ソウ』1作目を彷彿とさせるシーンでしたね。

我々観客が”客観的に観る”という行為

この、”変化してしまった、外の世界”は、ヒロインが一度は試みたシェルターからの脱走で登場した女性や地上から聞こえる震動音などを通じて劇中何度となく描かれ、徐々にヒロインはその”世界”を知るコトになるのですが、その”変化してしまった、外の世界”について、本作を観る前から我々観客は彼女以上に知っている、という優位に立っています。

それはなぜかというと、何を隠そう本作のタイトルにも冠している2008年公開の映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』の存在があるからです。

『クローバーフィールド/HAKAISHA』との繋がりに関していえばぶっちゃけ本作はほぼ皆無に近いです。
ただ、それでも『クローバーフィールド/HAKAISHA』で世界に衝撃を与えた世界観(どんな話だったかはともかく)をなんとなく覚えている我々観客にとっては地下シェルターの外で起きている出来事(=『クローバーフィールド/HAKAISHA』の惨事)と関連性があることは多少なりとも知っているため、彼女らがハワードのコトを不審に思い、いかにシェルターから出たいと願おうと「外に出たら危険だよ」とハワードと同じようなことを”客観的”に思うことが出来るのです。

そのため、なおさらヒロインが終盤”変化してしまった、外の世界”を知るとき、我々観客は「えー!!何その急展開!??なんだあの生き物??!」と下手に動揺することなく観ることが出来るし、より集中してそれまでの密室サスペンスにハマってしまうんですね。

言ってしまえば『クローバーフィールド/HAKAISHA』がファウンド・フッテージもの、POV映画として手持ちカメラによる全編登場人物たちの”主観”映像であったのに対して『10クローバーフィールド・レーン』はこの”クローバーフィールド”の世界で描かれた出来事の”客観”映像としての役割を担った作品といえます。

”クローバーフィールド”とは何だったのか?!

『クローバーフィールド/HAKAISHA』と『10クローバーフィールド・レーン』、2作品に共通する”クローバーフィールド”というタイトル。
元々は両作でプロデューサーを務めるJ・J・エイブラムスが代表する映画制作会社「バッド・ロボット・プロダクションズ」の会社本社前にある通りの名前が”Cloverdale avenue”であることから、そこから引用して”クローバーフィールド”としたそうです。

この”クローバーフィールド”について前作『クローバーフィールド/HAKAISHA』で監督を務めたマット・リーブスはインタビューで「この映画のプロジェクトのコードネームが”クローバーフィールド”であった」と語っていました。

”クローバーフィールド”という名前は単なる映画タイトルではなく、プロジェクトそのものを指し示すコードネームである、というこのインタビューから勝手ながら推測するに、これはJ・J・エイブラムス率いる「バッド・ロボット・プロダクションズ」が手掛ける”フランチャイズ映画”ではなかろうかと思われます。

J・J・エイブラムスが代表を務めるバッド・ロボット・プロダクションズはこれまでドラマは『エイリアス』『LOST』『フリンジ』、映画は『スタートレック』シリーズ、『ミッション:インポッシブル』シリーズ、そして『スター・ウォーズ』シリーズと、様々な偉大なる映画シリーズの続編を手掛けたことで知られます。

彼らの映画・ドラマ制作におけるモットーに「誰も見たコトが無い楽しい作品を愛情を持って作る」という至極シンプルなものがあります。
「愛情を持って作る」という言葉が先行しすぎると作り手の愛情が強すぎて観客側が置いてけぼりになる作品が多いのですが、このバッド・ロボット・プロダクションズが制作する作品には、映画に対する溢れる愛情と同時に「何を映画にすべきか」というストイックなまでに客観的且つ冷静な判断があるように思います。

その点、”クローバーフィールド”では「怪獣映画を誰も観たコトの無い視点で描く」という点において冷静な判断を持っているといえます。
『クローバーフィールド/HAKAISHA』で世界にPOV旋風を巻き起こし、続編を熱望された本プロジェクトは続編でもPOVにになることを期待されつつも、怪獣映画を密室サスペンスにて描く、という予想を裏切る形で完成させ、またも話題を呼びました。

ネタバレになるのでラストは言えませんが、”怪獣映画”を様々なジャンル映画として手を変え品を変えこの”クローバーフィールド”プロジェクトは今後も世界観を広げ続けることが出来ると思います。
次の映画もかなり期待しています!!

はい、という訳で新しい視点で描かれた怪獣映画『10クローバーフィールド・レーン』大変楽しみました。

本作がなんと監督デビューとなるダン・トラクテンバーグ監督。多少、前半部の会話劇演出が凡庸過ぎて眠くなってしまったコトは正直否定できないところですが、、、本作が監督デビュー作とはとても思えないほど、ガチャガチャ盛り込み過ぎず、J・Jらしい謎解き要素を見せつつも良い意味でJ・Jの影響を受け過ぎない抑えた演出の出来る監督だな~と思いました。

元々、YouTuberとしてショートフィルムを投稿していたという彼の作品「Portal:No Escape」がJ・J・エイブラムスの目に止まったことが大抜擢のきっかけとなったそうです。


”密室”という点において『10クローバーフィールド・レーン』とも通じることの多い本作。言葉を排除して物語を語る辺り流石!!

この新たな”クローバーフィールド”世界の巧みな構築力は、同じく監督デビュー作で異色の怪獣映画を撮ったという点でも共通している、『モンスターズ/地球外生命体』のギャレス・エドワーズ監督を連想させました。

他にも主演のメアリー・エリザベス・ウィンステッドのかわいさ、コーエン兄弟作品の常連ジョン・グッドマンの怪物以上に恐ろしい熱演、ジョン・ギャラガー・Jrの抑えた演技、と密室で繰り広げられる3人の演技合戦も素晴らしさ故に密室劇が最後まで持続して、とても楽しめました。
最後の展開にはびっくりなので、ぜひぜひ劇場で観た人とああだこうだ語り合いたいと思いました!
今後も”クローバーフィールド”世界が新しい切り口で広がっていくことに期待します。次はどんなジャンル映画でどんな手法で語られるのでしょうか??

ではでは~。


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