ジャン黒糖の映画あれこれ

【予習編】『シン・ゴジラ』公開!私にとっての”ゴジラ”とは、特集![後編]

【予習編】『シン・ゴジラ』公開!私にとっての”ゴジラ”とは、特集![後編]

【予習編】『シン・ゴジラ』公開!私にとっての”ゴジラ”とは、特集![後編]


どうも、ジャン黒糖です。

前編に引き続き、「私にとっての”ゴジラ”とは、特集!」後編です!!

時代と共に移り変わるゴジラ [後編]

エンターテイメントのすべてが凝縮された”平成ゴジラシリーズ”

”昭和ゴジラシリーズ”から9年間の眠りを経て、1作目公開から30周年にあたる1984年に公開された『ゴジラ』以降、前作までのゴジラ像は完全にリセットされ、新しいゴジラシリーズとして始まりました。
本作から『ゴジラVSデストロイヤ』までの作品群を、俗に”平成ゴジラシリーズ”または”VSシリーズ”と呼ばれたりします。

”平成ゴジラシリーズ”の魅力については前編にて述べたとおりなのですが、なぜ”平成ゴジラシリーズ”はあんなにも大ヒットしたのか。

それは往年の”昭和ゴジラシリーズ”を観て育った世代が、自分の子供と一緒に観に行く親世代となったことが大きいと思います。
近年の”劇場版名探偵コナン”がシリーズ歴代記録を塗り替えるのと似たようなもんですかね。

そのため、”昭和ゴジラシリーズ”が子供たちが”東宝チャンピオンまつり”として観に行っていた、子供たちにとってのヒーローであるゴジラとしてだけでなく、大人も楽しめる怪獣映画として描かれることが、作品のテイストとして求められる非常に重要な要素だったように思います。

その点、”平成ゴジラシリーズ”2作目にあたる『ゴジラVSビオランテ』は大人の、それもかなりマニア向けに寄せた異質な作品と言え、興行的には前作を下回る結果となり、これを受けて以降の『〜VSキングギドラ』(1991年)『〜VSモスラ』(1992年)『〜メカゴジラ』(1993年)と、”昭和ゴジラシリーズ”で人気を博した怪獣の再登場・対決が続きました。
ただ、『〜VSビオランテ』はマニアをも楽しめる内容≒一般的な大人が観ても十分に楽しめる作品ともいえ、未だに本作は非常に人気が高く、2014年に日本映画専門チャンネルで開催された「ゴジラ総選挙」では、ファンが選ぶ一番好きなゴジラ映画第1位に選ばれ、昨年には本作だけをフューチャーしたコンプリートブックが発売されました。


”平成ゴジラシリーズ”では当時新宿にそびえ立つ高層ビル群に合わせるように、ゴジラの身長が80M、100Mと巨大化していきました。

そして”平成ゴジラシリーズ”は人気怪獣の再登場で毎年大ヒットを飛ばし、かつてのゴジラ人気は完全復活、自分もこの頃映画の魅力に取り憑かれたのは前編に記載の通り。
そして、ハリウッドによる長きの企画がようやく実り、1998年『GODZILLA』が公開されるコトが決定、日本のゴジラは1995年の『ゴジラVSデストロイヤ』をもって、ハリウッドへ引導を渡し、大ヒットの末、惜しまれつつも有終の美を飾るコトとなりました。

ハリウッド版ゴジラの悲劇を受けて21世紀に新たに作られた”ミレニアムゴジラシリーズ”

さて、ハリウッドへ引導を渡した1998年公開の『GODZILLA』の出来はどうだったのか。
それは言うまでもなく、皆さんの記憶に刷り込まれているでしょう。笑
当時まだまだハリウッドとしては新鋭だったローランド・エメリッヒ監督(1996年公開の『インデペンデンス・デイ』でハリウッドデビュー。)のフィルモグラフィーとしても、ゴジラ作品としても、正直残念な本作は、特に日本中をガッカリさせました。

この結果を受けて、ときは21世紀目前。
「21世紀という新しい時代にふさわしい、新しいゴジラを。やっぱり日本で作ろうじゃないか!」と鼻息荒く始動したのが、『ゴジラ 2000 ミレニアム』から、シリーズ50周年にあたる『ゴジラFINAL WARS』まで計6作作られた、”ミレニアムゴジラシリーズ”です。


新しいゴジラの幕開けとなった『ゴジラ 2000 ミレニアム』予告編。

このシリーズを特徴づけるひとつとして、”まったく新しいゴジラへのアツい挑戦と技術の時代的限界”がいえると思います。

『マトリックス』以降、世界に多大なる影響を与えたワイヤーアクションは、”ミレニアムゴジラシリーズ”におけるゴジラのスーツアクトにも採り入れられ、CG技術の普及によって”泳ぐゴジラ”が描かれるなど、これまで日本のゴジラでは観たコトのなかった、アクションの振り幅が広いゴジラがそこにはありました。

ただ、アクションの新しさ≒自分たちが21世紀のいま観たかったゴジラなのか。

”平成ガメラシリーズ”を、特撮映画史上屈指の名作として大成功を収めさせた監督・金子修介が手掛けた『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』や、『〜✕メカゴジラ』の機龍のカッコ良さなど、ピンポイントに見所や作り手の「新しいゴジラを作ってやるぞ」って気概はたしかに多く感じられます。
ただ、自分にとっての映画を楽しむ原初的体験となった”平成ゴジラシリーズ”で感じた興奮程ではなく、正直「なんで”ミレニアムゴジラシリーズ”を作ったのか」と感じてしまう危うい時期もありました。

『〜✕メガギドラ G消滅作戦』以降、恒例となっていったヒロインの存在も作品によってはあくまでサービスとして添えているように感じる作品もあったし、特に『とっとこハム太郎』と同時上映になって以降は、年頃もあって「観に行くのが恥ずかしい」とさえ思うようになっていき、かつてのゴジラに興奮していた想いは冷めていきました。

それを最も特徴づける作品が、50周年記念作品として作られた『ゴジラFINAL WARS』でした。

ゴジラスーツは歴代でも最も軽くなり、ゴジラのアクションは史上最もスピーディになり、怪獣同士の対決はCGも採り入れ誰も観たコトの無い激しいアクションとなり、他にも登場する怪獣は史上最多、『怪獣大戦争』のX星人や、豪天号の登場、宝田明の出演、などこれまでの東宝ゴジラ作品集大成と呼ぶにふさわしい、要素を詰め込んだ非常に気合の入った作品となった。

ただ、”ミレニアムゴジラシリーズ”に一貫して感じられた、”まったく新しいゴジラへのアツい挑戦と技術の時代的限界”と、「そもそも観客が観たいゴジラ像」との乖離を、本作ではより広げたにとどまり、日本でゴジラをこれ以上続けていくのは無理なんじゃないか、とさえ思いました。
結果として本作は歴代でもワースト3位の興行成績、シリーズ総観客動員数1億人突破を目指していたものの、叶わない結果となってしまいました。

ハリウッドが完全復活させた新生『GODZILLA』と、ついに復活する”3.11”以降の日本を描く最新作『シン・ゴジラ』

ただ、”ミレニアムゴジラシリーズ”の作り手側に感じられた”まったく新しいゴジラへのアツい挑戦と技術の時代的限界”と、観客側の観たいゴジラ像の乖離は、その後10年以上にわたって作られない間に「果たして自分が観たかった”ゴジラ像”ってなんだったのか」と振り返るに十分な時間となりました。
そしてシリーズ60周年にあたる年にハリウッドによって再び作られた『GODZILLA』が、その答えを教えてくれました。

本作を観終わって納得しました。
自分が観たかった”ゴジラ像”とは、「言葉にしにくさ」だと。

”反核の象徴”のゴジラも、”人類にとっての味方”のゴジラも、”畏怖の権化”のゴジラも、”自然の神”としてのゴジラも、”いかなる敵にも屈せず戦う”ゴジラも、すべて観たかったゴジラで、だけどいずれの1つにも偏って描かれてしまうのは自分の観たいゴジラではない。
これらのバランスが絶妙ゆえの微妙に一言では表現のしにくい、言葉にしにくさこそが、ゴジラの魅力だと。

ギャレス・エドワーズ版『ゴジラ』には、そのいずれの要素も包括されていて、自分が観たかった”ゴジラ像”とは何かという命題についてのひとつのアンサーに溜飲が下がり、且つそれを60周年にあたる年にハリウッドがやってのけたコトが、嬉しいと共に悔しかったです。

原発に対する描写自体は公開当時賛否両論呼びましたが、シリーズ1作目の公開からちょうど60周年の年に、”3.11”からわずか3年しか経過していない2014年に、日本ではなくハリウッドのゴジラが描いたのは(描き方はともかくとして、)「やられた!」と素直に悔しかったです。
これで完全に1998年のローランド・エメリッヒ版『GODZILLA』の悲劇は忘れ、ゴジラが世界の”GODZILLA”となった瞬間であり、日本でゴジラを復活させるコトはいよいよ無理だと思いました。

そんな矢先ですよ、日本版ゴジラ復活を知ったのは。笑

日本版ゴジラが再び作られるコトを知ったのは、2014年公開のギャレス・エドワーズ版『GODZILLA』の日本公開から5ヶ月後の12月でした。
当時の発表コメントには「世界的に『GODZILLA』が大ヒットしているのを受け、改めて世界でゴジラは愛されていると認識し、新しく製作するコトを決意した」とあり、正直「いまさら後追いなんて遅いよ!!!」と憤りさえ感じました。

不謹慎かもしれませんが、”3.11”以降、こんなにもゴジラという存在がタイムリーなテーマというか、描くべき時代性がマッチしている時代は無いだろう、と思いました。
それを、ハリウッド版がヒットしたから日本でも描くというのは後出しジャンケンがどうしても拭えず。
ハリウッド版”GODZILLA”は既に三部作を予定しており、満を持してハリウッド版『キングコング対ゴジラ』が実現する、という壮大なフランチャイズ化が発表されているにも関わらず、です。

また、しばらくして発表されたクレジットには庵野秀明が総監督、樋口真嗣が特技監督として発表されると、まず「”総”監督って肩書きなんやねん、たかみなかよ」ってツッコミが頭に浮かんだのは置いとくとして、「樋口真嗣って人を描くのがあまり上手に思えない(後に『進撃の巨人』鑑賞にて確信)から彼を”特技監督”にするのは良い采配にしても、、、、監督を庵野秀明って大丈夫か、この座組み…」と不安がより大きくなりました。

そして公開されたポスターと特報。
正直、特報は”庵野節”というか、狙い過ぎてる感があって不安の種はより大きくなっていきました。これはマズいかもしれない…。また自分が観たいゴジラにならないかもしれない…。
入手した情報によると、ついに日本のゴジラも気ぐるみではなく、フルCGになるという。マジか…。。。

ところが、最初の発表から1年以上経ってようやく、自分の中で「この映画、良い意味でトンデモない映画になるかもしれない!!!」と期待をする瞬間が訪れたのです。
それが前編冒頭でも載せた、『シン・ゴジラ』の予告編でした。

最初知ったときは嫌悪感を抱いていた日本ゴジラのフルCG化ですが、本予告編を見て、これまでの気ぐるみゴジラ✕スタジオセット撮影では表現できなかった、実景としての”日本”が破壊されていくサマを見て衝撃を感じました。
これはたしかに”3.11”以降の、日本が作るゴジラとして背筋正して観ないとダメかもしれない…と。

前作から12年。
いよいよ日本のゴジラが公開されました。娯楽作品として世界中で愛されているゴジラの復活はハリウッドで大成功を収めた。
今度公開される日本版ゴジラは、単なる娯楽作品として終わらない。”3.11”から5年経ったいま、日本人のための日本人によるゴジラ映画が完成された。
これはゴジラ好きとして絶対観に行かねばならない。

次回、いよいよ鑑賞後の感想をば!!!!

ではでは〜。


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