ジャン黒糖の映画あれこれ

『007 スペクター』観ました!ダニエル・クレイグ版ボンド集大成!!

『007 スペクター』観ました!ダニエル・クレイグ版ボンド集大成!!

『007 スペクター』観ました!ダニエル・クレイグ版ボンド集大成!!


どうも、ジャン黒糖です。

先行上映にて観に行きました!シリーズ24作目『007 スペクター』!!

007 スペクター

本作の予習編についてはこちら↓↓をご覧下さい。

[予習編]『007 スペクター』公開直前!いまさら聞けない007シリーズの魅力特集!【前編】
[予習編]『007 スペクター』公開直前!いまさら聞けない007シリーズの魅力特集!【後編】

[作品データ]
原題:Spectre
製作年:2015年
製作国:イギリス
配給:コロンビア映画(米)、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(日)
上映時間:148分

[スタッフ]
監督:サム・メンデス 製作:バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン 脚本:ジョン・ローガン

[キャスト]
ダニエル・クレイグ、クリストフ・ヴァルツ、レア・セドゥ、レイフ・ファインズ、モニカ・ベルッチ、ベン・ウィショーほか

[あらすじ]
「スカイフォール」で焼け残った写真を受け取ったボンドは、そこに隠された謎を追って世界各地を回るが、やがて世界的悪の組織”スペクター”の存在に気付き、彼らの陰謀、そしてボンド自身の少年時代の過去に関する事実が暴かれて行く。

予告編はこちら↓↓

日本での公開日は12月4日(金)なのですが、待ちきれず先行上映観に行ってまいりました『007 スペクター』IMAX字幕版@TOHOシネマズ新宿
※鑑賞の楽しみを削ぐレベルの重要なネタばれは避けますが、ある程度、ぶっちゃけますので下記ご注意を!

TOHOシネマズ新宿

発券しに上映の1時間ほど前に映画館に向かったところ、全上映回とも満席ではなかったのに個人的にはびっくり。
もう世の中的にはすっかりスターウォーズ一色ですかね。。?笑

ただ、劇場内はほぼ満席か、というくらい結構な入りでしたね。
シリーズ始まって半世紀以上が経つものの、未だに人気ぶりが更新し続けている姿を目の当たりすると、やはり驚きますね。
国内的にはゴジラやガメラなど、人気映画シリーズはみな継続困難な状態になっていますからね。

■観たかった007が復活!!

さて、本編始まってさっそく何に興奮するかって、いわゆるボンドのテーマが流れるとともに、6代目ダニエル版ボンドではこれまでイレギュラー的に本編に挿入されていたガンバレルシークエンスからちゃんといきなり始まるってこと!!

ガンバレルシークエンス

そしてそこからはメキシコで実際に行なわれているお祭り、「死者の日」を舞台にボンドの姿を長いワンカットで追い続ける。
ガイコツの仮面を被っていても感じるボンドの女性へのただならぬ色気、からの仕事モードへの鮮やかな切り替え。のっけからガンバレルシークエンスからの長回し。たまらん。
ダニエル版ボンドになってからはすっかりボンドのお色気シーンがめっきり無くなってしまったため、今回も例外無く「ん〜…もうちょっと」とはなるのだが、それでもこの長回しワンカットを観るだけで本作はダニエル版ボンド史上間違いなく、ボンドのユーモアさもアクションもエンタテイメント性に特化した出来になることを期待させる。たまらん!

前作『007 スカイフォール』がボンドの内面に迫るいわば”静”的映画と例えるならば、本作『007 スペクター』で描かれるはボンドの行動心理、さらにはアクション性について見せるいわば”動”的映画として構成されていることに気付く。
とにかくオープニングからラストまで、本作でボンドは走り続けるのだ。

予習編でも少し触れたがとにかく本作、ファッションひとつとっても、アクションひとつとっても、とにかく過去作オマージュが豊富で、前作『007 スカイフォール』のラストで見事ファンが観たかった007のキャラクター配置に回帰してくれたのだが、本作のオマージュ満載の描写は“帰ってきた007″が007の世界観に帰ってきてどう暴れてくれるのかという楽しみにもつながる。

その結果、ダニエル版ボンド史上最も娯楽性高い作品となってくれた。
後ほど、本作のラストについても語るが、最後の最後まで(正直1つ1つのシーンが冗長的になった印象もあるが)ワクワクを継続させてくれる。

■濃密な愛のイメージとダニエル版ボンドの集大成を予感させるオープニング

予習編【後編】でも期待していた部分としてサム・スミスによるオープニングを紹介したが、実際観てみるとやはり最高のオープニングだった。

前作に引き続き本作でもボンド自身の肉体的、精神的な”死”のイメージについて意味深な描写を重ねつつ、前作オープニングにはなかったむしろダニエル版ボンドにとって最重要なもうひとつのテーマである”愛”について、これまた女性のシルエットを多用した幾何学的なイメージにて描かれ、この”死”と”愛”を描いたオープニングは「うぉ…おれはいま正真正銘ボンド映画を観ているんだ!!」と大スクリーンを前に喜びを感じずにはいられなかった。

『007 カジノ・ロワイヤル』のオープニングはなんかiPodのCMっぽかったし、『007 スカイフォール』は”死”のイメージが濃厚すぎるし、で地味に『007 慰めの報酬』のオープニングを無難に気に入っていた自分としては、今回の『007 スペクター』のオープニングのこのイメージだけでも申し分無い満足感であった。

カジノ・ロワイヤル オープニング
こちらは当時のiPodのCMみたいだった『007 カジノ・ロワイヤル』のオープニング

また、このオープニング中盤で歴代ボンド映画に出てきたキャラクターの姿が映る。
『007 カジノロワイヤル』でボンドが本気で愛した女性・ヴェスパーや悪役・ルシッフル、『007 スカイフォール』で顔デカ名優、ハビエル・バルデムが演じたシルヴァ、そしてジュディ・デンチ演じるMなどが回想的に出てくるのだが、これを観るだけでも「本作はダニエル版ボンドの間違いなくシリーズ集大成的作品になるんだ!」と確信した。

このオープニングを観て今更ながら気付いたこととして、他の歴代5人が演じてきたボンド映画とダニエル版の決定的な違いとして、出演作のすべてが地続きに前作までの流れを汲んでいる、という点である。

歴代ボンド作品は1本1本が完結した作品として成立していたのに対して、ダニエル版ボンドは『007 カジノ・ロワイヤル』を起点に以降すべての作品が何かしら前作までの影響を受けている。
『007 カジノロワイヤル』で最愛の女性を失ったボンドは『007 慰めの報酬』で1人のスパイとして感情を殺して任務を遂行するよう乗り越え、『007 スカイフォール』では第2の母ともいえるMなどと向き合うことでもはや亡霊かのように感情を見せないスパイへと成長していった。

そんな一流エージェントへと成長した彼が、これまでの作品で築いた経験や知識を経て本作でどう行動するか、それこそが先ほども述べたが、『007 スペクター』の終始アクションシーンにて紡いで行く、エンタテイメント性高い魅力の中心となっている。
そう、ダニエル版ボンドが描いてきたボンドの”再構築”は本作にてひとつの形として完成するんだーー!

■ボンドガール、スパイガジェット、そしてボンド

本作でボンドガールを演じるは『アデル、ブルーは熱い色』や『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』、実写版『美女と野獣』に出演したフランス人女優レア・セドゥー。

レア・セドゥ

ボンドガールとして大人の妖艶さたっぷりに持ちつつもアクションにも挑む強い女性としての顔も持っていて思わず「ええ女やなぁ・・」と、過去作ですっかりやられてしまったセドゥ好きの自分のツボを見事押さえた演技を見せてくれる。
また、今回彼女が演じるマドレーヌは『007 カジノロワイヤル』でボンド最愛の女性ヴェスパーを殺し、『007 慰めの報酬』でも出てきたホワイトの娘という、ボンドの立場にしてみれば複雑な立場にいる女性を時にミステリアスな内面の魅力を醸し出しつつ、”娘”というあどけない表情も若干残すという、様々な顔な顔を持っており、正直お色気シーン自体はダニエル版ボンド作品すべてに共通して少なめという残念さは今回もあるのだが、それでもセドゥー好きにはん〜!!たまらん!!

また、同じくダニエル版ボンドに共通してあったスパイ映画としてのガジェットについても、前作で開発者Qが再登場したことにより、次々と出てくれる。
正直ショーン・コネリー時代のような荒唐無稽だけどユーモア溢れる道具や、ピアース・ブロスナン時代のような極端に”未来っぽい!”道具、というのは出てこず、どちらかといえばTHE21世紀的利便性の高い道具や既視感のある機能ばかりでフレッシュさやワクワク感は正直少なめだが、それでも出てくれるだけ嬉しい。

カーアクション

そして何よりもやっぱり主人公ボンドがかっこいいじゃないのなんの。
今回も全身トム・フォードのスーツでビシッと決めながらも時にクールな表情、時にセクシーな表情を見せる。

トム・フォード スーツ
この後、ボンドはヨーロッパを代表する脱ぎ女優モニカ・ベルッチ演じる未亡人と・・・

この場面で来ているボタンダウンシャツがすごくかっこいいんですよ。留め具が高級感漂って。
調べたらこのシャツ、6〜7万円はするそうで、スーツにいたっては60万近くするそうな!ダニエル版ボンドは映画的にも彼の肉体的にもとにかくスタイリッシュなので、トム・フォードの細身のこのスーツが映画に実に似合っていて、もはや本作の重要なキャラクターの1つといって申し分ない!いや〜トム・フォードさん、良い仕事しますね〜。
そんなボンドが今回、とにかく飛び回るわ、走り回るわで完成されたボンド像を見せてくれる。

というようにいくつかの魅力的な要素が集まることでラストに訪れる、とある着地も前作までであまりにも暗く真面目になりすぎたボンド映画に対しても、そしてこれから作られるであろう新作ボンド映画に対しても(演じるのがたとえダニエル・クレイグでなくとも!)良い橋渡しとなる1本となったのは間違いないだろう。
ダニエル版ボンド、ここに完成!の1本であると同時にもっともっとダニエル版ボンドを観ていたい!1本でもある。

■と褒めつつも・・・

と、ここまで褒め中心に話をしてきた訳ですが、実をいうと大満足!という訳でもなく、、、やはり観る前少し気にしていたシリーズ最高額の制作費と、シリーズ最長の上映時間が正直気合いの入りすぎた結果、あまり上手く行っていなかったところにも繋がっているのかなぁとも思ってしまった。

ただ、バジェットをかけたことや上映時間の長さによる冗長に感じてしまった箇所について、ツラツラとここでは述べません。
どちらかといえばそれら要素は本作への私自身の満足度の高さに比べればマイナス5点くらいのもので、それ以上に残念に感じてしまったことがあったので、それをここでは語ろうかと。

それは何か。
私が感じた残念な点をズバリ結論から申し上げると、今回のダニエル版ボンド集大成ともいえる『007 スペクター』は単に”集大成”というより“過去作頼り”な作品になってしまったのではないか?ということ。

先ほど大絶賛したオープニングだが、中盤出てきたという歴代キャラのフラッシュ映像も、実はちょっと”過去作頼み”な印象を受けてしまうし、この過去キャラピックアップは、劇中何度も出てくるのである。
ヴェスパー、ルシッフル、シルヴァ、そしてM・・・。いずれもダニエル版ボンドにとって、影響を与えた人物として重要な要素であることは間違いないのだが、終盤ある場所でもまた彼らの顔が現れてくるときには「え?なんでここでも出すの?」と正直出た意味を疑問に考え込んでしまった。ぶっちゃけ不要ではないかなぁ、とも。

それなら、、過去のキャラをちゃんと出すというのなら、、、せめて『007 慰めの報酬』で出た悪党・グリーンも名前だけでなく顔もちゃんと出して仲間入りしてあげればいいじゃないか!これじゃかわいそうじゃないか!そんなにみんな『慰めの報酬』嫌いなの?!と正直ノイズになってしまうレベルで彼らが使われ過ぎることに違和感を感じた。笑

ドミニク・グリーン演じるマチュー・アマルリック
みんな嫌い?マチュー・アマルリック演じる悪党・グリーン

この妙に”過去作頼み”な印象、何かの映画に似ていると思ったら、そうだ『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』だ!!
あの映画もキョンキョンや岡村隆史、伊集院光など、過去作に出てきた犯人たちキャストでスケジュール都合がついたであろう人は全員集めたかのようなトンデモ映画であったが、本作もそうしたイヤな”過去作頼み”感があった。
そんなコトしなくても十分最高なんだよ、007・・・!

なんといっても今回、タイトルにもなっているスペクターは往年の007ファンにしてみれば最高の宿敵な訳で、そのボス、オーベルハウザーを演じるはあの名優クリストフ・ヴァルツなんですよ?!

クリストフ・ヴァルツ
カッコウのマネをするシーンで早くも彼のクレイジーらしさが光る・・・!!

過去の登場人物に頼ることなく、もっともっっとクリストフ・ヴァルツのクレイジーな演技を観たかったし、もっと活躍の場があってもよかった。
今回、久しぶりに登場のスペクターは、かつてのソ連を思わせるアメリカにとっての世界的脅威としての存在ではなく、きちんと21世紀現在ならではの方法できちんと世界征服を目論んだ組織となっており、組織の存在理由もそれゆえ「いまどき世界征服〜??」なんて疑問を思わせない、リアルとフィクションが絶妙なバランスを持った組織となっていた。

にもかかわらず!そんなスペクターの親玉演じる彼の役柄はダニエル版ボンド映画を飾った過去の人気悪党たちを「実は裏で取り仕切っていたボスでした〜」レベルの扱いにしか見えず、どの点において彼らより秀でた悪の存在なのかもちょっとわかりにくい。

なので今回オーベルハウザーという存在自体、単に過去作頼みのボスキャラにしか見えず、ネタバレ厳禁な”ある場面”が訪れてもそれがサービスショット程度にしか感じない。

ただ、ただですよ、これまた面倒くさい語り方で大変申し訳ないのですが、この”集大成っぽさ”ムンムンによる残念具合も私の満足度100億点からすればマイナス10点とか20点ぐらいのもので、決して損させる作品ではないコトは間違いないです!笑

というより、これまでダニエル版ボンドが肩肘張りまくりリアル志向の作品が多かった分、本作ではリアルの中にあるフィクション性、娯楽性が最大限に開花したことによって、シリーズ始まってもう53年の歴史を持つものの、それでもやっぱり次回も観たくなっているので大成功ではないでしょうか!?
またもや大満足のボンド映画をありがとう!サム・メンデス監督!ありがとう!ダニエル・クレイグ!
あー!!いかにサム・メンデス監督が本作において偉大だったか語りたいが、そこまで話を進めると長過ぎる!!笑

次はどんなボンドの表情を見せてくれるのでしょうか?!
BOND WILL RETURN.

『ミッション:インポッシブル』とはまた違った、英国が誇る本物の大人のエンタテイメント!
007ファンにはもちろん、そうでない007弱者さんにもオススメです!
ではでは〜!


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