ジャン黒糖の映画あれこれ

『クリード チャンプを継ぐ男』観ました!ロッキーシリーズを正統に受け継いだ新章!

『クリード チャンプを継ぐ男』観ました!ロッキーシリーズを正統に受け継いだ新章!

『クリード チャンプを継ぐ男』観ました!ロッキーシリーズを正統に受け継いだ新章!


どうも、ジャン黒糖です。

さぁ観に行ってまいりました!
『クリード チャンプを継ぐ男』
さっそくレビューに参りましょう!

クリード チャンプを継ぐ男

前の記事で私なりのロッキー過去作についての思いやおさらいについてまとめておりますので、よかったらそちらもお読み頂けると嬉しいです!
【予習編】あのロッキーが新章スタート!『クリード チャンプを継ぐ男』を観る前におさらい特集!

[作品データ]
原題:Creed
製作年:2015年
製作国:アメリカ
製作会社:ニューライン・シネマ、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
配給:ワーナー・ブラザーズ
上映時間:133分

[スタッフ]
監督:ライアン・クーグラー 脚本:ライアン・クーグラー、アーロン・コヴィントン 製作:シルベスター・スタローン、アーウィン・ウィンクラー、チャールズ・ウィンクラー、ロバート・チャートフ、ウィリアム・チャートフ

[キャスト]
マイケル・B・ジョーダン、シルベスター・スタローンほか

[あらすじ]
ロッキーのかつての戦友で、ドラゴとの試合でリング上で亡くなった戦友アポロ・クリード。
彼が亡くなった直後に生まれた、アポロと愛人との間に生まれた子アドニス・ジョンソンは、ロッキーのトレーナーになってもらうことを懇願。
彼は自分にはボクシングでしか生きる選択肢が無いと言い、その真っ直ぐな熱い想いでボクシングに取り組むが、同時にかつての世界的有名ボクサー、アポロの隠し子であるという自分の出自に悩みを持っていた。
そしてロッキーもまた、最愛の妻エイドリアンや親友のポーリーを亡くし、さらには自身も亡くなった妻と同じ病にかかってしまうものの科学的治療を拒むが、やがてアドニスの熱い情熱に感化され、病気と戦うことを決意する。

さぁ観に行ってまいりました、『クリード チャンプを継ぐ男』@新宿ピカデリー。

新宿ピカデリー

26日(土)11:50スタートというちょうどお昼時で観に行ったのですが、公開初週(23日公開)とはいえ悲しいことにあまり人が入っていなかったですね。。
満席といえる状態ではなかったです。
ただ、世代なのかがっちりお父さん世代の男性客は多かった

ですね〜。

思えば今年は『マッドマックス』や『ターミネーター』『スター・ウォーズ』など、70〜80年代の映画で育った方にはたまらない映画の続編が一同に公開されましたね。
さらには、『ジュラシック・パーク』『ミッション:インポッシブル』『007』などの続編も公開されて、一体誰がこんな年が将来訪れると予想出来たか。。今年1年本当幸せでした。笑

さて、『クリード〜』の私なりの感想を端的にまとめると

  • 新章スタートの物語として大満足!
  • スタローンの演技が良い!
  • シリーズが描いてきたフィラデルフィアの空気感がちゃんと引き継がれている!
  • アドニスはロッキー過去作のDNAを見事受け継いだ!
  • ただ、贅沢な希望を言えば”ある”1点が足りない…
  • と思いました。

    その”ある”1点については後ほどお伝えしますが、この1点のため劇場を出たとき自分なりに少し引っかかった思いを持っていたため、ちょうど上映終了後に出口調査で「クリード100点満点で何点でしたでしょうか?」と聞かれ思わず「75点でお願いします」と応えたのですが、、、
    それ以外はかなり満足したのに!!もっと良い点数を言えばよかったーー!!!
    とスゴい後悔引きずってます。。笑

    これだから映画に点数を付けるっていうのはあまり好きじゃないんですよね。。
    人の点数を見るのは超好きなんですが。。笑

    ■円熟したスタローンの演技が良い!

    まぁ本作を観て何よりグッと来たのはスタローンの演技でしたね。
    リメイク版『ベストキッド』(2010年)でジャッキー・チェンが、これまでずっとアクション映画界の前線立ってきた現役から退いて、指導役に回ったことでこれまであまり評価されてこなかった人間ドラマとしての演技面がグッと評価されたときに似たような雰囲気を、今回のスタローンに感じましたね。

    ロッキー役としてこれまでずっと実年齢に合わせて現役であり続けたスタローン自身が、ついにトレーナー側に専念したことで、彼の演技面が大きくクローズアップされた作品になったなぁと。
    もう登場シーンから良かったですよね。「あぁ〜、昔は強かったロッキーがすっかりおじちゃんじゃないかぁ。。」と。笑

    クリード

    もともとスタローンの舌足らずな口調って、若いころのオーバーなアクション演技には結構なハンディキャップだなぁと思っていたのですが、『ロッキー・ザ・ファイナル』あたりから年老いてこの舌足らず感が、ロッキーの冗談ばかり言う“ちょっと面倒くさいおじさん”感を効果的に表現する意外な効果をもたらしたなぁと思っていたので、今回の『クリード〜』で演じるロッキーの若者を少しからかったかのような感じは演技として上手いなぁと感心しましたね。

    それに加え、今回は癌におかされ病気と戦うという、ドラマとしてはこれまで以上に演技力を必要とされるのですが、まぁこれまでのアクション映画みたいに無駄に「うおおおおお!」とか言うこともなく、抑えた演技で見せていてスゴく良かったです。

    ■ロッキーシリーズの遺伝子を正統に受け継ぐ!

    予習編でも触れましたが、シリーズ過去作をちゃんと受け継いだ作品になっていると思いました。
    しかも何が良かったって、表面的に「どう?ちゃんとロッキー受け継いでるでしょ」的なオールドファンへの目配せ的に小ネタ挟み込んだ表現ではなく、きちんとロッキーシリーズが、特に1作目が描いていた物語の”本質”的部分を受け継いでいるのが良かったです。

    ロッキーの1作目といえば、貧困育ちのボクサーが一夜にしてスターとなる、というアメリカン・ドリームを描いた話で、それは当時のベトナム戦争終了直後の時代感と重ねているところが良かったですが、本作の場合それが何にあたるかといえば、おそらくは一世代前の栄光を若い世代が乗り越える、ということだろう。

    かつての世界チャンプ、アポロ・クリードの隠し子として親の七光り呼ばわれされることにプレッシャーを感じてその事実を隠し続け母方の姓を名乗るアドニスの姿には自身のプライドと、コンプレックスを感じつつも消えない父から継いだ闘志を感じさせてグッときましたね〜。

    映画界的にも未だにスタローンやブルース・ウィリス、シュワちゃんなど、70〜90年代を代表するアクションスターを超えるような存在は現れていないことなどとも重なって、そうした映画界の栄光をも新世代を持って乗り越えたいという意欲が感じられてよかったですね。

    ■新しい世代の意欲に感謝!

    この素晴らしい新章を撮ったのは、『フルートベール駅で』(2013年)という映画を監督したライアン・クーグラー監督。

    フルートベール駅で
    『フルートベール駅で』より。今回アドニス・クリード役を演じたマイケル・B・ジョーダンは本作にも主演してます。

    『クリード〜』の企画自体は『フルートベール駅で』より先にあってアポロに隠し子がいた、というワンアイデアから脚本に起こしたライアン・クーグラー氏はこの頃まだ映画を1本も撮ったことのない、ド新人だったそうです。
    ただ、たまたまその企画を知ったスタローンの知り合いを介してスタローンに脚本が渡ったそうですが、最初はスタローンも『ロッキー・ザ・ファイナル』で物語に終止符を打ったこともあって興味がなかったとか。
    ただ、ライアン・クーグラーの物語に掛ける熱い想いと、スタローン自身も『ロッキー』1作目でまったくの無名俳優だったところから脚本を売り込んでスターへと飛躍したこともあって、そんな自身の姿と重なり、この企画を承諾・映画化を決めたそうです。

    ハリウッドという環境はインディーズ映画を1本しか撮っていなかった監督が突如超大作を監督したり、主演を務めたりするなど、本当フックアップが素晴らしい環境にあるなぁといつも感心していたのですが、身を持って体験したスタローンという人物は本当その最たる存在ですし、『エクスペンダブルズ』シリーズを観ても本当若手やかつての人気アクションスターを復活させたりしていて、あんたは聖母か!と思わずツッコミしたくなります。笑

    ライアン・クーグラー監督自身もそうして、今回『クリード〜』で新しい世代による物語を堂々作り上げていてすごいなぁと思いました。

    劇中、アドニスが初めて公式にボクシング試合に出るようになるシーンがあるのですが、これが試合開始からKOまで2ラウンドワンカットで撮っていて、演出面でもフレッシュに撮ろうという心意気が感じられますよね。
    しかもこのワンカット、ただの「どうすごいでしょ?」演出ではなく、アドニスという若者の心理描写としても憎い演出するなぁと。

    本作、多くの場面でアドニスの背中を撮るシーンがあって、アドニスという若者のまだまだ弱い状態にある彼の心の内をとらえていて、この辺りのドラマ演出はむしろシリーズどの作品よりも上手いなぁ〜って思いました。

    これで新章続編が出るのであればまた観たいな!と思える見事な1作だと思いました。

    ■ロッキーシリーズにおける音楽の重要性

    というようにですね、シリーズの本質として、過去のロッキーシリーズに流れる情熱や、フィラデルフィアの地元の空気感、物語ストーリーなどばっちりと正統的に受け継ぎつつも、新世代による見事な語り口で、前作を観ていない人にでも十分に楽しめる作品だったなぁと思いました。それどころか、普通に21世紀入って以降のボクシング映画としても傑作かと思います!

    ただ!ただですね、贅沢な希望とは百も承知であえていうと、今回”新章スタート”と銘打ったけれども決定的に足りなかった部分として、やっぱり音楽で「これ!」って決定打が無かったのが少し残念でした。

    過去作へのオマージュというか、これは目配せ程度にお馴染みの曲が一瞬流れたりする場面もたしかにあるにはあるんですが、新章らしくいまどきのヒップホップの曲にサンプリング的に使われていたりして、バシッと曲で決めにかかってはいないんですよ。

    終盤、リング上で現役最強チャンプとアドニスが戦うある場面でお馴染みロッキーのテーマ曲の前奏が流れて「うおおお!!」と思わず盛り上がってサビに入る手前で切って試合に集中させる、などのあえて抑制利かせての外し演出などはそれはそれで「タメるね〜」って思うから良いんですよ。
    ただ、であればこそシリーズ第1作目で試合終了の瞬間「The Final Bell」のサビが流れて号泣!とか『ロッキー3』のトレーニングシーンになったらsurvivorの「eye of the tiger」が流れて思わず燃える!みたいな、一種ロッキーあるあるのような”アガる”演出があってこそ、シリーズの本当の意味での新章スタートを切れたかなぁと。

    音楽以外は十二分に満足の出来で嬉しかったのですが、コト本シリーズに限っては音楽が無いと「うおおお!これは間違いなくロッキーの精神を継いだ映画やー!!」ってカタルシスを感じにくくって。
    自分の血筋にコンプレックスを感じつつも自分なりの闘志を燃やす、という今回の話自体もそれで行くと2010年のデヴィッド・O・ラッセル監督作『ザ・ファイター』に(あちらは兄弟の話ですが)近いので、なんなら”『ザ・ファイター』の続編にロッキーが出てみた”的なニュアンスさえも勘違いで感じてしまうんですよね。

    シリーズこれまでにはなかったヒップホップ音楽の多用とか、アドニスの彼女ビアンカの前衛的音楽など、新しい要素もあるのですが、よりドラマティック演出を高める音楽がひとつあってもよかったかなぁと。
    まぁ今回をあくまで新キャラクター・アドニスの誕生と位置づけるのであれば、次回作以降かつてのポーリーやミッキー、さらにはエイドリアンなど、映画ファンに愛されるようなキャラクターを生み出していくと共に、バシッと決まる音楽が配されることを期待しております!
    今回はキャラクターも音楽も少し前シリーズに比べてドライなんですよね。

    ただ、それ以外は非常に満足しました!
    新章スタートでこれだけ感動させてくれるのも嬉しかったですし、先程書いた通り21世紀入って以降のボクシング映画として普通に傑作だと思います!
    新章を作った本当の評価が問われるのは次回作以降に期待するとして、オススメです!

    ではでは〜。


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