ジャン黒糖の映画あれこれ

【予習編】文化系のための『ストレイト・アウタ・コンプトン』特集!

【予習編】文化系のための『ストレイト・アウタ・コンプトン』特集!

【予習編】文化系のための『ストレイト・アウタ・コンプトン』特集!


どうも、ジャン黒糖です。

今回の特集は伝説のヒップホップグループ、N.W.A.の栄光と挫折を描いた映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』特集!です。

ストレイト・アウタ・コンプトン

本国アメリカではあの大人気シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ローグネイション』を抜いて3週連続興行収入1位となり、エミネム主演のヒット作『8 mile』を超えてヒップホップ映画史上歴代最高興収を記録するなど、2015年夏を代表する作品となった本作ですが、昨年末シネクイントにて観に行って来たのですが、興奮収まらないどころかすっかり毎日彼らのアルバムをヘビロテ状態なので今年1発目はこちらの作品をご紹介します!

そもそも、伝説のヒップホップグループ”N.W.A.”って何??

N.W.A.というグループ自体は1986年にアメリカのカリフォルニア州コンプトンという町で結成されたギャングスタ・ラップの元祖ともいえるヒップホップグループで、メンバーはイージー・E、ドクター・ドレー、アイス・キューブ、MC・レン、DJ・イェラらから成ります。

N.W.A.

なんて話をしても正直日本の、特に私みたいなゆとり世代にとって彼らについて知っているコトといえば、グループの元メンバーでエミネムたちの音楽プロデューサーでもあるドクター・ドレーが設立したヘッドホンブランド「beats by dr.dre」が一番有名ぐらいで、映画好きにはアイス・キューブをアクションやコメディでよく見る俳優として知っている、ってぐらいではないでしょうか。
というぐらい残念ながら曲自体はうっすらなんとなく聞いたコトがあるかも?程度にしか私自身存じ上げておりませんでした。

beats by dr.dre
若い人に大人気のヘッドホン、beats。音楽配信サービス「Beats Music」と併せてAppleにおよそ30億ドルで買収されたコトも話題に。

アイス・キューブ
映画『21ジャンプ・ストリート』よりアイス・キューブ。常にマジギレの上司役がドハマリでした。笑

ドクター・ドレー、アイス・キューブといった、いまなおアメリカのエンタテインメント界の超一線で活躍しているそんな2人が所属していたグループ、N.W.A.です。
彼らを伝説にした象徴的な一曲が「Fuck The Police」です。

彼ら黒人が警察官たちに受けていた非道な扱いに対する怒りをブチまけたこの曲をはじめ数々の過激な楽曲で瞬く間に世間に受けた。
それと同時に当時、スピード違反で捕まった黒人男性ロドニー・キングさんが複数人の白人警察官に過剰な暴力を受けたにも関わらず、その後警察官らは全員無罪判決を受けたという、いわゆる“ロドニー・キング事件”が起こり、ロサンゼルスで続いていた黒人に対する差別による緊張関係は爆発、“ロサンゼルス暴動”にまで発展した。

そんな時代背景もあって、彼らN.W.A.が歌う過激な音楽は暴動を扇動していると非難され警察、さらにはFBIからも目を付けられる存在になっていった。
そんな彼らの80年代後半以後の栄光から解散までを描いた作品が今回ご紹介の『ストレイト・アウタ・コンプトン』です!

ロサンゼルス、コンプトンという町について

次に彼らの出身でもあり、今回の映画の舞台にもなっているコンプトン、ロサンゼルスという町についてです。

カリフォルニア州南部に位置するコンプトンは黒人系とヒスパニック系が大半を占めて人口10万人にも満たない町なのですが、ギャングによる犯罪が多く、犯罪率の高い町として有名です。
わかりやすくいうと、『池袋ウエストゲートパーク』のようなカラーギャングが多く、それでいてガチで治安が悪い町って感じです。笑

この界隈を舞台にした映画というと、

デニス・ホッパー監督、ショーン・ペン主演で実在のギャング「クリップス」「ブラッズ」の抗争、ロサンゼルス市警(以下LAPD)との対立を描いた『カラーズ 天使の消えた街』(1988年)や

カラーズ 天使の消えた街
映画『カラーズ 天使の消えた街』より。

N.W.A.のメンバーであったアイス・キューブが独立後、映画に初めて出演した『ボーイズン・ザ・フッド』(1991年)、

ボーイズン・ザ・フッド
映画『ボーイズン・ザ・フッド』より、若い頃のアイス・キューブら。

最近でもジェイク・ギレンホール、マイケル・ペーニャ主演で手持ちカメラ形式によってLAPDの緊張感溢れる仕事ぶりをリアルに描いた『エンド・オブ・ウォッチ』(2012年)など、

エンド・オブ・ウォッチ
映画『エンド・オブ・ウォッチ』より。本作を監督したデヴィッド・エアー監督は以後、『サボタージュ』『フューリー』そして今年『スーサイド・スクワッド』など話題作・大作が続く。

挙げればキリが無いのですが、まぁ数本挙げただけでもコンプトンをはじめロサンゼルス界隈の街がどんな雰囲気なのか、雰囲気だけでも伝わりますかね。

なぜ『ストレイト・アウタ・コンプトン』は全米で社会現象的大ヒットしたのか?

さて、冒頭でもお伝えの通りN.W.A.を描いた『ストレイト・アウタ・コンプトン』は全米で『ミッション:インポッシブル〜』を抜いて3週連続興収第1位を記録するなど、大ヒットした訳ですが、舞台となる80年代後半からだいぶ経っているにも関わらずなぜこんなにも全米中で受けたのでしょうか。

本作にプロデューサーとして名を連ねたドクター・ドレー、アイス・キューブのいまなお輝かしい人気ぶりももちろんヒットの要因にはあると思います。
また、本作がN.W.A.解散後エイズ感染で若くして無くなったカリスマ、イージー・Eへの敬意を表して長年温めてきた愛ある映画化、ということもあると思います。

ただ、21世紀となり、オバマ氏が黒人初の大統領となったいまなお、2014年には10代の黒人マイケル・ブラウンさんが白人警察官に射殺されるも不起訴処分となるなど、黒人への迫害による緊張関係というアメリカが長く抱える人種問題がここ数年でまた表面化し始め、まったく”あの頃”から前進していないという点において、アメリカ国民にとって本作で描かれるテーマが非常にタイムリーであることこそが、こんなにも社会現象的大ヒットを記録した影響にあると思うんですね。

この”マイケル・ブラウン事件”をきっかけにアメリカ各地では近年、「Black lives matter(=黒人の命は大切)」というスローガンを掲げた大規模なデモ活動が行われているのですが、どんな様子かはYouTubeやGoogle画像検索などで「Black lives matter」と検索してみて下さい。
日本でも昨年、安保法案をめぐって若者がデモ活動を行っていく中でコールのかけ方が話題となりましたが、アメリカではデモ行進時に昨年グラミー賞を受賞したヒップホップアーティストであるケンドリック・ラマーの「Alright」という曲を行進しながら叫んでいるんですよ。


デモ行進時のコール原曲となったKendrick Lamar「Alright」。

ケンドリック・ラマー自体はそのN.W.A.元メンバー、ドレーのプロデュースのもとメジャーデビューをしたのですが、実際の行進時の様子については↓↓こちらをご覧下さい。


開始30秒ほどしたら「Alright」を歌いながら行進する場面に。

ケンドリック・ラマー自身もまた、N.W.A.らと同じコンプトン育ちの若きラッパーなのですが、ケンドリック・ラマーの曲に乗せてデモ活動を行うアメリカ人の姿を見ると、N.W.A.が活動していた時代と何も変わらないんじゃないかと思うばかりですね。

という訳でですね、私も渋谷のシネクイントで観てきましたが、いかにもヒップホップ好きそうな人たちばかり!


ロビーも男性用トイレも本当こんな感じの人が多かったですね。。笑

という状態で、客層的にもミニシアターで熱気を感じることはそうそう無い体験ですし、渋谷パルコも建替え工事入ってシネクイントの存続不明らしいので、いましか味わえないこの熱気をぜひぜひ映画館で!おすすめです!

はい、という訳で最後に予告編を流してお別れしたいと思います。

ではでは〜。


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