ジャン黒糖の映画あれこれ

『イット・フォローズ』観ました!新しい才能に感動!21世紀型新ホラー!

『イット・フォローズ』観ました!新しい才能に感動!21世紀型新ホラー!

『イット・フォローズ』観ました!新しい才能に感動!21世紀型新ホラー!


どうも、ジャン黒糖です。

年始一発目、昨年も大変お世話になったTOHOシネマズ新宿にて観に行ってまいりました、
『イット・フォローズ』!!

イット・フォローズ

予告編はこちら↓↓

海外の映画祭で評判になり、クエンティン・タランティーノやイーライ・ロスが絶賛のコメントを送る等、話題となった本作。
先日、今年の映画初めとして観に行ってきましたが、直後の私の感想としてはこんな感じでした!↓↓

今回はそんなちょっと鑑賞後思わず興奮気味になってしまった映画『イット・フォローズ』をご紹介したいと思います。

映画を支配する”それ”が追い掛けてくる恐怖。

映画冒頭、いきなり10代ぐらいと思われる女性が家族の暮らす家からスゴい形相で飛び出て逃げ惑い、車に飛び乗って離れていくこのワンカットからガツン!とわしづかみされました。
この時点では観客側にはまだ”それ”が姿を見せないで、ただただ必至に逃げる彼女を見て「一体、何が起きているんだ??」と一瞬でこの映画に巻き起こっている”異変”に不安を掻き立てられる。
ここで掛かる曲がまたものスッゴい恐怖を煽るのでいいんですよね〜。うまいな〜。


冒頭さっそくわしづかみにさせる1曲目。このサントラは最高ですよ。

この映画、びっくりするのがいわゆるホラー映画にありがちな恐怖を掻き立てるような”直接的”描写はあまり無いんですよ。
ある男性とセックスしてしまったコトで”それ”に追い掛けられるコトになってしまったヒロインを、ただただゆっくりと”それ”が追いかけて来て、「うわーやつが来た!!助けてー!!」「はっ、逃げ切った。。」の連続なんですよ。
なので普通に従来のホラー映画に比べたら映画としてのバランスがおかしなコトになっているんですね。

ただ、にもかかわらず”それ”は特別何か恐怖を掻き立てるような突拍子もないコトをする訳でもなく、ただただ主人公を追いかけて来るっていう本当シンプルな演出だけなのにいつ画面内に”それ”が現れるかわからない不安が映画全体を覆っているため、「何が起きるんだろう?」とずっと興味の持続が続くんですよ。

カメラワークは激しくカット割りが行われる訳でもなく、ジッと主人公らを捉えるコトでいつフレーム内に”それ”が現れるかわからない不安が持続するし、楽曲も70〜80’s風なシューゲイザー調の曲が「やめてくれ!」ってくらい不協和音として鳴り響くのでとにかく恐怖感が煽られるんですよ。
うまいですね〜。


なんとなくサントラからもう1曲。いや〜思い出すなぁ〜。。笑

この、”それ”にず〜っと追いかけられる感覚、何かに似ていると思ったら自分がよく見る夢に似ているんですよ。

小さいころから、”何か”にしつこくず〜〜っと追いかけまわされる夢をたまに見るのですが、みなさんもそんな経験あるかと思います。
その”何か”はハッキリと存在を特定出来る人物もあれば、本当何者かもわからない概念のような”何か”のときもある。
とにかくその”何か”は無尽蔵か!ってぐらいしつこく追いかけるのですが、夢占いとか心理学によると追いかけられる夢ってのは一般的に、仕事や健康に対する不安とか悩み、自分自身が抱えているコンプレックスとか他人へのプレッシャーなどが影響していると云われています。

そんな我々が深層心理に抱える恐怖をエグるような感覚に、この『イット・フォローズ』の作品が持つ雰囲気はめちゃくちゃ似ているんですよ。だから”Theホラー映画”的な恐怖描写が無くても十分にこの映画は怖いんですね〜。
インタビューで監督自身も、本作を子供時代の悪夢から着想を得たと語っていましたね。
うまいな〜。シンプルなプロットでラストまで恐怖と不安を持続させるのはすごいな!と素直に感心しました。

子供から大人へと成長する通過儀礼としての”セックス”

さて、セックスをするコトで”それ”に追い掛けられ続ける、というトンデモ設定を持ったこの映画を全米では「性病に対する恐怖を描いた作品だ」とか「これは女性不信の人が描いた作品では?」など様々な憶測・議論がネット上で飛び交い、結果的にリピーター続出して大ヒットとなったのですが、率直に映画を観た感想として私が抱いたのはちょっと違いました。

性病に対する恐怖というよりは、いわゆる性体験の少ない未成年、子供がセックスという経験を経て大人になるという通過儀礼を描いた作品だと思いました。


憧れのイケメンとのセックスで若干夢見心地なヒロイン。ふっふーん♪

ここはネタバレとかしたくないので、ぜひ観て欲しいのですが、これがただただ「あ〜怖かった!」という単純なホラー映画に終わることなく、また、「性病怖い…!」とか「いろんな人とヤリ逃げして…ちくしょう!」とかって安直なメッセージではなく、最後にはセックスを通じて登場人物たちに”ある”心境の変化が訪れるコトで、静かな感動が起きるという不思議なラストなんですが、私個人的にはこのラストに「やられた!なんて前向きな…!!」とやられちゃいましたね〜。うまいな〜。笑

70年代生まれの新たな才能のまたも発見!デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督!

さて、そんないくつもの「うまいな〜」と思わせる演出を手がけたのは本作が長編2作目となるデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督です。

デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督
1974年生まれで、ある米雑誌では「商業的な成功を収める可能性がある10人の有望な映画監督」の1人に選出されたらしいです。

残念ながら彼の監督デビュー作『アメリカン・スリープオーバー』(2010年)は日本では未ソフト状態のため、事前にどんな作品か観ることが出来なかったのですが、彼はもう本作の評価によって次回、ハリウッドに必ずや引っ張られる人気監督として一躍、有名になったのではないでしょうか。

ところで70年代生まれの新進監督がいま、超低予算映画で好事家たちから評価を受けると次々と大規模予算のハリウッド超大作監督に指名されるなど、若き才能の青田買い状態がいまのハリウッドでは起きていると思います。

『モンスターズ/地球外生命体』(2010年)を監督したギャレス・エドワーズ監督(※1975年生まれ)は2014年に再リメイク・再リブートされたハリウッド版『GODZILLA』を監督し評価的にも商業的にも成功を収め、今年末に全米公開予定のスター・ウォーズスピンオフ映画『ローグ・ワン』を監督しています。

また、『LOOPER/ルーパー』(2008年)を監督したライアン・ジョンソン(※1973年生まれ)はスター・ウォーズエピソード8の監督に決まっていますし、低予算映画『彼女はパートタイム・トラベラー』(2012年)しか撮ったコトの無かったコリン・トレヴォロウ監督(※1976年生まれ)は昨年、『ジュラシック・ワールド』で全米で記録的大ヒットを収め、同じくスター・ウォーズエピソード9の監督に決まっています。

彼らを一言でいえば、70〜80sの”スピルバーグ・ルーカス映画で育った世代”だと思うんですね。
スピルバーグやルーカスが描いてきたスピリッツが、彼ら新しい世代に受け継がれているように思えるんです。

というようにですね、『イット・フォローズ』のデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督もまたですね、他の監督と同様に70〜80sの映画に影響を色濃く受けた新しい世代だと思うんですね。
彼の場合はそれが、『ハロウィン』(1978年)等のジョン・カーペンター監督や『ヴィデオドローム』(1983年)等のデヴィッド・クローネンバーグ監督、そして『シャイニング』(1980年)といった70〜80sホラー映画のスピリッツを受け継いだ新しい世代でしょう!

監督デビュー作はホラーではなく青春映画だったらしいですし、本作で世界中のホラー映画ファンを熱狂させた点において、次回作では一体どんな映画を撮ってくれるのか見逃せない監督になったんじゃないでしょうか!いや!なったでしょう!笑
次回作、期待してます!

はい、という訳でそれ以外にもヒロイン、ジェイ役を演じたマイカ・モンローさんが可愛らしかったですし、ところどころクスリと笑わせる場面もありましたし、映像の美しさ、楽曲の良い意味での居心地悪さも最高でした!その他ジェイの友人役の人たちもみんな良い演技してました!など他にも言いたいコトはたくさんあるのですが、あまり書き過ぎちゃうと長すぎるので、割愛させて頂きます!笑

このシンプルなプロットの中、異常な不協和音的な恐怖感等、映画全体を支配する恐怖感のバランスの悪さは、「なんだこの映画は!最低!」とけなす人が出るのも正直うなずけますし、逆に「早くも2016年ベスト!」と興奮気味の人がいるのもわかります。
なぁんて様々な意見を鑑賞後に友達と、気の合う仲間と、恋人と、語り合い盛り上がるのが良いんじゃないでしょうか?
私としては文句無しのオススメです!

ではでは〜。


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